マタニティーブルー
無事に出産を終え待望のかわいいベビーちゃんと会えた喜びもつかの間数日が経過する頃女性ホルモンの分泌が急速に低下してくるんです。そのためにホルモンバランスが再び崩れるといった事態が起こります。そして心身不安定となってしまいます。ただ、原因はホルモンバランスの問題だけでなくはじめての分娩・慣れない育児による疲労感と睡眠不足によるストレス。また今後の育児に対する不安や家で一人で育児をしなければならないという孤独感など色々な事が重なり感情が不安定となってしまうのです。無事出産を追えとても幸せなはずなのですがどういうわけか悲しくなってしまう。日が暮れる頃になると決まって気分が沈み涙が出る。これはこの時期特有のマタニティーブルーというものです。 マタニティーブルーは上記の産後数日後女性ホルモンの急激な低下が起こる頃から出始めますがそれは1ヶ月ほどで改善されていきます。とくに完ぺき主義であったり責任感が非常に強い人に現れやすくそれは育児ノイローゼにまで発展してしまう事もあるようです。しかしこれはつわりと同様生理的な現象であると考えると良いと思います。現代の社会問題の一つとしてあげられる核家族化のような家族構成、お付き合いの少ないご近所という状況で母親は孤独な育児をしなければならずそれも不安の一因と言えるのではないでしょうか?1ヶ月以上経過してそのような症状が改善されずにどんどん辛くなってきたりイライラしていて倦怠感や不安感が持続するなどしだんだん子供に興味をもてなくなってくるなどといった症状があれば要注意。産後うつという状態で通院加療が必要となってきます。